パソコンでDJをする際の正しい配線とDJソフトの設定について

(※この記事は2020.9.15に書きました。)


皆さんこんにちは!


岡山DJスクールのDJ DAIです。


皆さんはPCでDJをするための正しい配線方法やDJソフトの設定方法をご存じでしょうか?


DJ機材の配線ってつなげないといけないところがいっぱいあるし、DJソフトの設定も細かい設定がたくさんあってすごくむずかしいですよね。(泣)


僕は機械の設定や説明書を読むのがすごく苦手で、DJやり始めの時はすごく苦労しました。(泣)



そこで、皆さんにはスムーズにPCでDJをするための配線やDJソフトの設定をしていただきたいので、


今日は、またまた機材の専門家、DJ Yossy君に教えていただき、

パソコンでDJをするときの正しい配線方法とDJソフトの設定について



詳しく解説していこうと思います。


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以下、動画の内容を説明していきます。





PCでDJをするときに必要なもの


PCでDJをするためには、

◎インターフェース

◎レコードバイナル

◎両端が赤白の、赤白ケーブル2本(RCAケーブル)

◎USBケーブル

◎DJソフト(Seratoなど、メーカーのホームページからダウンロードできる)


以上4つが必要になります。


インターフェースとは、<パソコン・ミキサー・ターンテーブル>をつなげる役割をする装置です。


インターフェースの詳しい説明や、購入方法等は以下の記事をご覧ください。

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動画内でも言っているように、今はインターフェースが内蔵されたミキサーもあります。(岡山DJスクールではインターフェース内蔵のミキサーを使っています。)



レコードバイナルとは音楽が書き込まれていない空のレコードで、

PCの音楽のデータがレコードバイナルに伝わることで、音を流すことができます。

↑レコードバイナルです。



↓おすすめのレコードバイナル


※赤白ケーブルとUSBケーブルについては、以下の説明と一緒に紹介していきます。





インターフェースとターンテーブル・ミキサーをつなぎましょう!


インターフェースには、インプット(INPUTS)・アウトプット(OUTPUTS)それぞれに赤と白の端子が4つずつついています。

↑下側がインプットです。


↑インプット側には、赤白端子アース端子、USB端子がついています。




↑上側がアウトプットです。




↑アウトプット側には赤白端子のみがついています。



インプット・アウトプットの赤白端子を確認できたら、

インプット(INPUTS)→ターンテーブル

アウトプット(OUTPUTS)→ミキサー

に、つないでいきます。



すこしわかりにくくて申し訳ないのですが、図にするとこんな感じです↓

左右のターンテーブルの赤白ケーブル,アース線

左側の赤白ケーブルは【インプット②】に,
右側のターンテーブルの赤白ケーブルは【インプット③】にさす。
左右のアース線はどちらも1つの【アース端子】につなげる
インターフェース
【アウトプット②】にさす

赤白ケーブル

左側は、チャンネル1の【LINE】に、
右側は、チャンネル2の【LINE】にさす

ミキサー

↑全部できるとこんな感じになります。それではこれから詳しい配線方法について説明していきます。



1.インターフェースをターンテーブルにつなぐ


ターンテーブルのケーブルはターンテーブルにじかについていて、(※新しいタイプのものだと取り外しができるようになっています)

↑ターンテーブルにじかについている配線です。赤白とアース線がついています。


それをインターフェースのインプットに赤白両方さします。
(左側のターンテーブルはインプット②に、右側はインプット③にさします。②と③か、①と④をセットで使います。)


↑左側のターンテーブルの赤白ケーブルを、インプット②にさしています。




また、ターンテーブルのケーブルには、赤白と一緒に細いアース線がついていまが、それは忘れずに、必ずインターフェースにつなぐようにしましょう!


↑アース線です。



↑アース端子につなぎます。



アースをつなぎ忘れると、ノイズの原因になります。
(PCを使わず、レコードでDJをするときは、アースをミキサーにつなぎます。ただ、PCでするときも、アースをミキサーにつないでも大丈夫なようです。とにかくアースをつなぎ忘れないことが大事なようですね。)



↑ミキサーのここでも可。




↑次は、右側のターンテーブルについている赤白ケーブルをインプットの③につなぎます。アース線も、左側と同じところにつけて、しっかりねじをしめます。



↑インターフェースとターンテーブルの配線ができました!



ちなみに、赤白ケーブルを反対につけてしまうと、レコードの回転とPCのDJソフトの回転がちぐはぐになってしまうそうです。汗



↑赤と白を逆に配線してしまった例。これはNGです。





最後に、音量の設定をします。

アース端子の横に水色のスイッチが①~④まで4つついていて、スイッチの上側にはPHONO、下側にはCDと書かれています。



↑ここです!



PHONOがレコードのターンテーブル、CDはCDのターンテーブル用で、スイッチを上げた方の音が出るようになっています。



今回レコードのターンテーブルと使い、インターフェイスの②と③にターンテーブルのコードをつなげたので、


2と3のスイッチをPHONOの方に上げておきます。



↑2と3だけを上げました。1と4は下にさげたままにしておきます。




以上でインターフェースとターンテーブルの配線は完了です!
次はインターフェースとミキサーをつないでいきいきましょう!





2.インターフェースとミキサーをつなぐ


インターフェースとミキサーは長短が赤白のケーブル(RCAケーブル)を2本用意してつなぎます。


インターフェースのアウトプット②に赤白ケーブルの片方をつなぎ、


もう片方の赤白をミキサーのチャンネル1のLINEにつなぎます。



↑アウトプット②に赤白をつなぎ、



↑反対側を赤白をミキサーのチャンネル1の「LINE」につなぎます。



↑これで左側のターンテーブルの配線はオッケーです。





右側も同じように、インターフェースのアウトプット③に赤白ケーブルの片方をつなぎ、

もう片方の赤白を、ミキサーのチャンネル2のLINEにつなぎます。

↑右側はアウトプット③につなぎます。



↑右側の反対側の赤白はチャンネル2の「LINE」につなぎます。

これでインターフェースとミキサーの配線は完了です!



【※ミキサー配線時の注意点】
ミキサーの赤白端子には、LINEの下にPHONOという端子もありますが、PHONOだと音が大きくなりすぎて、爆音になってしまう様です。汗(PHONOはPCを使わずアナログレコードでDJをするとき用の端子です。)


↑これはNGです!


PCでDJをするときは、必ず上側のLINEの方につなぐようにしましょう。



以上でターンテーブルとインターフェース、ミキサーの配線は完了です!





3.インターフェースとパソコンをつなぐ


では次に、インターフェースとパソコンをつないでいきましょう。


↓図で説明するとこんな感じになります。

インターフェース
【USBA】

USBケーブル

PC


インターフェースの【USB A】にUSBケーブルをさし、PCとつなぎます。


↑USB端子


↑USBケーブル


↓このタイプです。



↑インターフェース側につなぎます。(※【USB A】、【USB B】どちらを使っても問題はありません。2つあるのは、イベントなどで交代するときのためです。)



↑パソコン側にもつなぎます。




これで、ターンテーブル・インターフェース・ミキサー・パソコンすべての配線は完了です!お疲れさまでした!!





最後にDJソフトの設定をしよう。





配線ができたら、最後にパソコンのDJソフトの設定をしましょう。


PCでDJをするためにはDJソフトが必要です。


なのでまずはパソコンにDJ用のソフトをダウンロードしましょう。


インターフェースのメーカーと同じDJをソフトが入っていないとPCでDJができないので、


購入したインターフェースのメーカーのホームページからDJソフトをダウンロードします。


僕が一番おすすめするのは、Serato(セラート)です。
たくさんのDJがSeratoを使っているし、現場のインターフェースもほとんどがSeratoだからです。

World Leading DJ Software, used by millions of DJs worldwide…



今回はSeratoのソフトの設定について解説します。



1.THRUとSELの設定

DJソフトを立ち上げ、インターフェースとパソコンをつなげると、画面が切り変わり、左右のターンテーブルの表示がでます。


↑インターフェースとPCをつなげる前とつなげた直後はこんな感じの画面ですが、



↑しばらくすると左右のターンテーブルの絵が出てきます。



この時ターンテーブルの表示がTHRUになっていると、THRUはアナログレコードの音を出すための設定なので、PCの曲のデータの曲を流すことができません。

↑この状態だとPCの曲がターンテーブルから流れません。(泣)


なので、ターンテーブルの表示の左上(右側のターンテーブルは右上)を、THRではなく、RELに必ずしておきましょう。


↑THRになっているので



↑RELに変えます。



↑この状態にすると、PCの曲がターンテーブルから流れるようになります。





2.DJソフトの基本設定



Seratoソフトの右上にある設定ボタンを押すと、各種細かい設定をすることができます。

↑右上のピンクのまるの部分が設定ボタンです。


オーディオのチャンネル設定と、DJ設定について説明します。






<オーディオ→チャンネル設定>

↑設定を開くと最初にこの画面がでます。



↑オーディオを選択します。するとチャンネル設定の画面が出てきます。
(※写真がぼけていてすみません汗)


配線編の解説では、ターンテーブル・インターフェース・ミキサーを②と③につなげました。


PCでDJをするときは、必ず②と③か①と④につなげるのですが、


オーディオのチャンネル設定は標準設定だと<チャンネル1と2>になってしまっています。


なのでがんばって配線ができても、DJソフトの設定がそのままだと音が出ないという事態になっておちいってしまいます。(泣)



なので、ここは必ず<チャンネル2と3>に設定しておきましょう。


↑必ずピンクの〇でかこっている方にしておきましょう。

現場でもよくここの設定が逆になっていて、トラブルになっている人が多いようです。


また、チャンネル設定の下のUSBバッファサイズ(レイテンシー)というところは2か5で大丈夫です。



<DJ設定>

設定のボタンを押すと一番最初に出てくるDJ設定もいくつか設定を確認しておくといいです。



ただここの設定については、先ほどのチャンネル設定の様に必ずしないと困るというものではなく、それぞれのプレイスタイルに合わせて好みで設定するといいと思います。



◎オートゲイン
→曲によって音量が違うときに自動で音を調整して合わせてくれます。音量が急に変わると嫌な人は、ここはオフにしておいて、自分でミキサーのゲインを調整して音量をコントロールします。基本はオフでいいのかなと思います。


◎ホットキュー→プレイ中にキューを追加したいときは有効でいい(標準では有効になっている)ですが、指があたってしまい勝手にキューができてしまうことがあるのでYossy君はオフにしているそうです。こちらも好みで設定してください。


↑ピンクの〇でかこっているところです。


これでDJソフトの基本設定は完了です!



まとめ


今回は、DJ Yossy君に、PCでDJをするための配線の方法と、DJソフトの設定方法について教えていただきました!


当ブログが皆さんのセッティングのお役に立てるとすごくうれしいです。


何か質問があれば当ブログのコメント欄か、YOUTUBE「Yes!! DJだいちゃんねる」のコメント欄などで何でもお聞きくださいね!

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