どんなDJを目指すのか?について考えてみました

(※この記事は2023.3.11に書きました。)


皆さんこんにちは!岡山DJスクールのDJ DAIです。

一般の人がDJと聞くと、チャラいというイメージやスクラッチのイメージをもたれる方が多いのかなと思いますが、
実は一口にDJと言っても、色々なタイプのDJが世の中にはいます。

日頃生徒さんにDJのレッスンをするにあたり、最終的に自分がどの様なタイプのDJになりたいのか、将来のビジョンがあるとモチベーションが維持しやすいのかなと思っています。

完全に主観になりますが、僕が思う、「タイプ別DJ4選」について紹介したいと思います。

タイプ別DJ4選

DJには大きく分けて4つのタイプがあります。

①クラブで大活躍!現場でプレイするクラブDJ(タレント的な要素大:集客力バッチリ!モテモテDJ)
②まさに職人!スクラッチやビートジャグリングを極める:ターンテーブリスト&スクラッチャー
③曲を掘って掘りまくる:レコードコレクター(通称:ディガー)
④楽曲作成や楽曲プロデュースを行う:総合プロデューサー(例:DJ Khaledなど)

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①クラブで大活躍!現場でプレイするクラブDJ

皆さんがDJと言われて一番最初に思い浮かぶのが、クラブイベントなどで音楽をかけているDJですよね。

これについてはイメージしやすく、解説する必要がほぼないかと思うので、クラブDJとして活躍したい!という方に知っておいていただきたいことについて語ります。(いきなり趣旨が少しそれてしまうので、他のDJのタイプが知りたい方は以下は読み飛ばしてください)

まず、最近の現場のトレンドですが、クラブでプレイだけでなく、最近はおしゃれなバーにDJが入る、ということが増えてきています。

東京でさえ、大きいクラブはなかなか集客が難しく、小さいDJバーがたくさんできており、東京でクラブDJとして活躍されている現役DJの方も、最近はDJバーで回す機会が増えているそうです。

バーのお客さんはおしゃれな雰囲気を楽しみに来れられているので、クラブでDJする時のようにゴリゴリな曲ではなく、気持ちよく聞けるおしゃれな曲をかける必要があると思います。(バーの雰囲気にもよりますが。)

ということで、おしゃれな曲も対応できる、選曲の幅広さは重要だなと思います。

また、現場のDJとして活躍したい方にお伝えしたいのが、現場DJは集客が命、ということです。

DJプレイって正直なところ、曲を流すだけであれば少し機材の扱い方に慣れればある程度は誰でもできますよね^^;

実際のクラブでDJをするにあたり、最低限曲が流せること以上にもっと大事なのが「集客」です。

いくら素敵なDJプレイをしても、クラブにお客さんが来てくれなかったらDJをする意味がないし、せっかく自分を呼んでくれたクラブの方やイベントオーガナイザーの皆様に利益を還元できないですよね( ; ; )

東京などの大きいクラブイベントにDJとして出演する際は、それぞれのDJにお客さんのノルマがあったりするイベントもあるそうです。ノルマが達成できていないと、次からは呼んでもらえなかったり、次回いい時間がもらえない、ということになってしまいます。

シビアな世界ですが、これが現実です。

ただただ自分がかっこいいと思うDJプレイをする、というだけではダメなんですね。イベントで回させていただくからには、お客さんをしっかり呼ぶこと、そして来てくださったお客さんに楽しんでもらうこと、がとても大切です。

その日イベントに来てくれてフロアにいるお客さんがどんな音楽を求めているのか、お客さんの雰囲気や年齢層、反応を見て予想し、「お客様ファースト」なDJプレイをする、ということがとても大切だと思います。

都会や海外では、DJプレイをしている最中にチップが飛んできて、曲をリクエストされる、ということもあります。リクエストされた曲を持っていなかったらその場で急いでダウンロードしてかける、ということもするそうです。しかも今までかけていた自分の選曲の流れからスムーズにリクエストされた曲に持っていかないといけません。咄嗟の対応力が求められます。

お金のことが絡んでくるとちょっと嫌な気持ち?になりますが、クラブが儲からないとイベント自体も出来なくなってしまい、DJプレイをする場所がなくなってしまいますよね。僕がいる地方なんかは正直結構厳しくて、なかなかDJプレイをする機会に恵まれないのが現状です^^;(色んな機会が作れるように営業等日々頑張ってはいますが、、、)

自分は、人脈を作ってたくさんの人をイベントに呼んだりするのが苦手だなー、という方もおられると思います。知り合いのイベントでDJをして楽しんだりする、というのも全然ありです。また、今ではTwitchなどのネット配信でDJプレイを世界中に配信することができます!人を呼ぶのが苦手だな、という方はネット配信にチャレンジしてみてもいいなーと思います。僕のようにYOUTUBEでDJについて配信するものありだと思います!(笑)ありがたいことに僕のチャンネルを思ったよりもたくさんの皆さんが知ってくれいて、東京に行くと「あ、YOUTUBEの人!」と言われることがあります(笑)

少し話はそれましたが、やはりDJをするにあたり、有名要素はすごく大切です。

最近ではDJ CHARIさんがTikTokの炙り動画でバズリ、超有名人気DJになっていますよね。また、最近交流させていただいているタイムスリップB-boyゴーさんはお笑い芸人の活動をしながら、DJ活動もされています。女性でモデル活動をしながらDJをされている方もたくさんいます。

人気DJになるために、SNSを駆使して自分を世の中に知ってもらったり、日々人脈づくりに励んで、「お客さんを集めることができる、稼げる人気DJ」を目指しましょう!

たくさんの人と交流することが得意なそこのあなた!人気DJになって大活躍しましょう!

②スクラッチやビートジャグリングを極める:ターンテーブリスト

洗練されたスクラッチやビードジャグリングの技術で観客を魅了するのがこのターンテーブリストの方々です。カッコ良すぎて男性なら人生に一度は憧れるのではないでしょうか?

まさにアスリート的な方々です。ターンテーブリストの世界大会(DMC)なども開催されています。

日本にもたくさんのターンテーブリストのDJの方々がおられ、メディア等でも取り上げられていて有名なのがDJ 松永さんです。

また、DJ RENAくんは、史上最年少の12歳でDMCの世界チャンピオンになっています。

職人気質な日本人のDJプレイが世界でも認められているんですね。

僕が交流させていただいているDJとしては、当ブログに何度も登場してくださっているDJ TAIJIくんや、DJ DOM-AUTOくん、DJ IKUさん、DMC世界チャンピオンのDJ YUTOくんなどもターンテーブリストです。

こう考えるとターンテーブリストと呼べるDJの方ってとても多いですよね。日本は世界的に見ても有数のターンテーブリストカントリーと言えるかと思います。

既存の曲を超絶技巧を駆使し新たな作品に料理するターンテーブリスト、最高にカッコイイです。皆さんもスクラッチやビートジャクリングを極めてターンテブリストになっちゃいましょう!!!

2回来岡してくれているDMCチャンピオンのDJ YUTO君のショートルーティン!カッコ良すぎて痺れました。

③曲を掘って掘って掘りまくる!レコードコレクター(通称:ディガー)

レコードって家に並んでたらワクワクしませんか?レコードのジャケットって本当にかっこいいですよね!

高校生の頃、初めてレコード屋さんに行って、ジャケ買いしたあの頃、、、、今も良い思い出です。

僕がDJを始めた頃は、今みたいにPCでDJするのではなく、みんなアナログだったので、レコード屋さんには本当に足繁く通っていました。PCでのDJは本当に便利だし、選曲も広がるし、スクラッチやビートジャグリングなどの技術を極めることに集中できる、、、などのメリットがあって、本当に良い時代になったな、と思いますが、アナログレコードにはアナログレコードの良さがあります。

そんな古き良きレコードのコレクションをたくさんお持ちなのが、通称;ディガーと呼ばれるDJの皆さんです。

男ってコレクションしたい生き物ですよね。かくいう私DJ DAIはPCに移行してからというもの保有していたレコードの大部分を手放してしまったのですが(管理しきれなくなってしまいました、、、、)スニーカーのコレクションはやめられません。鬼嫁さんには僕が何かしでかした暁には庭でスニーカーを全部燃やしてやる!!と言われてしまうくらいたくさんのスニーカーコレクションがあります、、、、、(^^;;

話がそれてしまいましたが、ディガーの皆様はレコードに対しての知識が本当にすごく、曲をよく知っている、だけではなく初版バージョンかそうでないか、なども本当によくご存知です。僕は物覚えが悪いのでディガーの皆様は本当に尊敬しています。

ディガーの皆様のプレイスタイルは、僕のようなクラブでHIPHOP DJをするようなDJのプレイスタイルとは若干異なり、フェードイン、フェードアウトで曲同士を繋げてプレイされます。HIPHOP DJはMIXやスクラッチをやってなんぼ、という感じですが、また違った感じなんです。色々なDJのプレイスタイルがあって面白いですよね。

とにかく、レコードや曲のことならディガーの皆様に聞くのが一番です!

レコード好きなそこのあなた!その知識を活かしてディガーになりましょう!!

④楽曲作成や楽曲プロデュースを行う:音楽プロデューサー

多種多様なアーティストの曲を一晩で何曲もかけ、PCには何万曲もの曲が入っていて、常に新譜をチェックする、、、DJをしていれば嫌でも曲やアーティストに詳しくなりますよね。ファッションと同じように音楽にもトレンドがあって、長くDJ業をしていると今の売れ線はこれだなとか、次はこんなのが流行りそうだな、なんてこともわかるようになってしまいます。

そんなDJとしての知識や経験を活かして音楽プロデューサーになるDJの方もいます。音楽プロデューサーとして有名なのがDJ Khaledさんですよね。DJ Khaledさん自身の楽曲は、決して自分が歌ったりしている訳ではないですが、様々なアーティストとコラボ(音楽用語ではfeaturing)し、たくさんのヒットソングをプロデュースされています。

有名アーティストと共同してイケてる曲を世の中に送り出す、、、とてもかっこいいお仕事ですよね。曲が世の中に出る時のタイトルに、feat.DJ〜と、自分の名前がついていたら最高です。

カッコいい曲を作成するにあたり、曲のコードや作曲、マスタリング(曲の音質をよくする作業)の知識はある程度必要だと思います。

DMC World 2nd チャンピオンのDJ SYUNSUKEさんにインタビューさせていただいた際、インタビューの中で、楽曲作成などにも興味があってピアノを習われてる、と言われていました。僕の師匠、DJ TERUさんはギターが弾けて作曲等もできるので、音楽作成やプロデュースなどもされていました。

作曲やマスタリングなども現在は全て専用ソフトを使用して行うのですが、僕は部屋にこもって1日中PCの前で作業、、、、ということが性格的に全く無理(泣)なので作曲はできそうにありません笑

ですが、DJとして何らかの形で楽曲作成に関われたら、めっちゃいいよな、、、とか夢見たりします。

最後の音楽プロデューサー、かなりハードルが高い感じですが、DJとして楽曲作成に関わり、イケてる曲を世の中に送り出せるのは本当に素晴らしいことだと思います。

DJというキャリアの一つの目標にどうでしょうか!

終わりに

今回はタイプ別DJについて、僕が個人的に思い浮かぶ4つを挙げさせていただきました。

他にもスクラッチのみを極めるスクラッチャーなどまだまだたくさんのタイプがあるかと思います。

一口にDJといっても本当に色々な楽しみ方がありますね。

DJも芸術の一つで、まさに正解はない!ので、自分が本当にやりたいスタイルを貫いていけるのが一番かなと思っています。

この記事が少しでもDJの皆様のお役に立てれば幸いです。



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