世界最高峰のスクラッチ技術をもつ、DJ KEN-ONEさんにインタビュー!


(※この記事は9.30に描きました)


皆さんこんにちは!


岡山DJスクールのDJ DAIです。


本日は、世界最高峰スクラッチ技術をもつ、DJ KEN-ONEさんに


DJをやり始めたきっかけや、スクラッチについて、どうやったらうまくなれるかなど、DJにまつわる様々なことについてインタビューをさせていただきました。


とても貴重なお話になっています!僕もインタビュー中ずっとわくわくしっぱなしでした!それではその内容をまとめていきます。




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↑インタビューの様子はYes!!DJだいちゃんねるにアップしています(※途中音声が乱れている部分があります。お聞き苦しいですがご了承ください。)






DJ をやり始めた当初は、どんなMIX TAPEを聞いていましたか?
アメリカのDJ、ストレッチ・アームストロングやトータルエクリプス、スピンバットのMIX TAPEを聞いていました。日本人だとDJ KENSEIさんですね。



◎DJ  STRECH ARMSTRONG(ストレッチアームストロング)

=DJのお手本的存在で、DJ界では超大御所のDJです。Ken-Oneさんはもちろん、ストレッチアームストロングのMIX-TAPEを聞いて学んだDJは世界中にたくさんいることと思います。皆さんもぜひ彼のMIXを聞いてみて下さい! 選曲の勉強になりますよ!






◎DJ  TOTAL ECLIPSE(トータルエクリプス)

=バトルDJ界のパイオニア的存在。エクスキューショナーズ(X-Ecutioers)というバトルDJクルーに所属しています。彼らが、「バトルDJ」という新しい分野を作り上げてきました。スクラッチはもちろん、バトルDJとしての技術は世界最高峰です。僕が彼を知ったのは’98、DJバトルのビデオを見た時で、その当時から世界のトップに君臨していました。バトルDJを目指している人は必見のDJです。




IDFというDJバトルの動画で、DJ トータルエクリプスと、BEAT JUNKIESのDJ BABUの決勝戦を見ていたそうです!二人ともやばいDJです、、、



↓BEAT JUNKIESについての過去記事です。

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◎DJ SPINBAD(スピンバッド)

=ニューヨークを代表するHIPHOPのDJ。キレキレのスクラッチを武器に、HIPHOPのメインストリームから80年代のポップスなどを織り交ぜた彼のMIX CDは今聞いてもすごくかっこいいです。僕も昔から大好きなDJで、彼のスクラッチをよく真似していました。





◎DJ KENSEI

=日本人DJの大御所。’80年代後半からDJやプロデューサーとして活躍している。現在活躍している、日本を代表するDJは、ほとんどが、KENSEIさんのDJプレイをみて勉強しています。




KEN-ONEさんがDJをやり始めた当初、渋谷のセレクトショップ「Still Diggin」の店長である、DJ VIBLAMさんにうまいMIXTPAEなんですか?と聞いて、上記のDJのMIX TAPEを紹介してもらっていた様です。(Still Digginは現在は原宿に移転されています。)

いい曲を知るには、レコード屋の店員さんや、DJに教えてもらうのが、やっぱり間違いないですね!








日本人のDJでもっとも影響を受けたDJはいますか?
DJ TAIJIくんですね。僕が上京したてでDJをやり始めた当初、横浜の川崎にあるClub ChittaでDMCの大会があり、とりあえず大会を見に行こうと思って行ってみたのですが、TAIJI君を見て、スクラッチのキレイさに衝撃を受け、かなりびっくりしましたね。

あとスクラッチのキレイさでは、DJ JIF ROCK君にも影響を受けました。JIF君の家とたまたまバイト先が近かったので、JIF君が所属していた<コアファイターズ>(日本のバトルDJクルー。2000年当初にKen-Oneさんも所属されていました。めちゃくちゃかっこいいクルーでした!)の皆さんに、教えてください!とお願いして、いろんなことを教えてもらっていました。また、DJ HUNGER君にも影響を受けました。HUNGER君のスクラッチのキレ具合にはあこがれましたね。

僕にとっての師匠はJIF君、コアファイターズの皆さんですね。横で彼らのDJプレイをみてたくさん勉強させてもらいました。



◎DJ TAIJI
=岡山DJスクールでもおなじみのTAIJI君!日本だけでなく、世界でも活躍されています。DJ KEN-ONEさんにも影響を与えていたなんてやっぱりすごすぎです。



↓TAIJIくんのYOUTUBEチャンネル、TAIJI officialも要チェックです!スクラッチや二枚使いのレッスンや、めちゃくちゃかっこいいショートルーティーンをアップされています!



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↑TAIJI君のWSの様子です!





スクラッチは右手でこするのと左手でこするのはどちらがいいですか?利き手は関係ありますか?
僕は左効きだけど右手でレコードをこすりますね。機材買って気づいたら右手でこすってました。完全にノリですね。最初に触ってしっくりきた方でいいんじゃないかなと思います。






レコードの手とフェーダーの手ではどちらが大事とかありますか?
いまだにどっちが大事なのかな?と思うんですけど、レコードの手でリズムキープをしますよね。で、リズムキープができた上でのフェーダーの操作になると思うので、レコードをさわる手の方が大事なのかなと思います。最初に生徒さんを教えるときも、フェーダーは触らずに、とりあえずレコードのリズムキープからですね。






スクラッチをするのにおすすめの針はありますか?
針は基本的に針飛びしにくいかしやすいかで選んでます。昔からシュアーばっかり使ってたので今でもシュアーを使ってますね。ときどきオルトフォンなんかものいいなとは思います。





DJレッスンでは何の技からレッスンされますか?
まずは生徒さんが、どんなことをやりたいかですよね。例えば、以前、DJ KENSEIさんのMIXTAPEを完コピしたいっていう生徒さんがいて、(KEISEIさんの大ファンでおっかけされてる生徒さんみたいです!)僕もKENSEIさんが大好きなので、MIXTAPEを一緒に聞いて、おんなじことができるように一緒に追及していきました。

そういう目的が明確なパターンもあるし、ばくぜんと、スクラッチがうまくなりたいっていう人もいて、そいういう人には、誰のどんなスクラッチが一番自分がグッときてるか聞いて、その人に近づけるようにレッスンをしていきます。

もし完全に初心者の人が来たら、ベイビースクラッチから初めて、ベイビーにフェーダーの動きを重ねて、フォワードスクラッチ→チャープススクラッチ→フレア、トランスフォーマーって感じで教えていきます。






何種類スクラッチできますか?
数えたことないですね(笑) 今だに増えてると思います。けっこうできると思いますね。DJ Q-Bertがスクラッチ一覧みたいなの出してましたよね。名前がついてるスクラッチもあるし、ついてないものあるじゃないですか。で、スクラッチ楽譜とかで書くと、もう無限大に増えていきますよね。(←スクラッチにも楽譜があるんです!2000年のスクラッチコンのころからあります。)





どうやったらうまくなれますか?
僕、17歳のときに機材買って、22歳のときにDMC日本大会で2位になったんですよ。タイミングと出会う人と、何に影響受けるか、次第でそれくらいにはなれますね。


DAI:若干12歳でDMC世界大会で優勝したDJ RENA君なんかも、DJ HI-Cさんのレッスンに通い出して2年でそこまでいってますもんね。


やっぱりねーその世代は時間もあるし、間違いない先生にならって、本人がやる気になったらすごいですよね。


DAI:大阪のDJ RION君なんかもすごいですよね。お父さんがダンサーさんで、機材持ってて練習して、ゼロから半年で関西予選1位ですもんね。末恐ろしいです(笑)


半年で大会!?やっぱりダンスでかいですよ。普段から曲聞いてるし、リズム感あるし、この曲でなんとかしたいって思うじゃないですか。それがDJにめっちゃ生きますよね。
僕もダンス甲子園からこの世界入りましたもん。



DAI:まじっすか!?


ダンス甲子園はやったじゃないですか。

僕中学2年くらいだったんですけど、テレビ見て、ダンス甲子園すげーかっこいいと思って、テロップ曲名でるじゃないですか。それ見て曲を買うようになっていって、ラップミュージック興味持っていったのがほんとの最初ですね。

あと、深夜にZOOがやってたダンスバトルも見てましたね。その時DJ KEN=BOさんがやってた選曲とかにもドハマりして、あれみて曲をいろいろ買うようになったんで。今だったらShazamで曲名わかりますけど、テロップをヒントに曲探してましたね。(笑)

KEN-BOさんのミックスって、どうやってどうするっていうのが分かってるじゃないですか。聞いててもう最高ですよね。

92、93年のclub DADAの選曲とか、ヤバすぎてもうやられましたもんねー。あれで人生崩されたなー。完全に。あの当時ダンサーの勢いすごかったですよね。





↓最近のキッズDJについての記事はこちらをどうぞ!

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まとめ


以上、DJ Ken-Oneさんの大変貴重なインタビュー内容についてでした!

DJのオリジネーターについてや、Ken-OneさんがDJをやり始めたときのエピソードなど、皆さんがうまくなるためのヒントがいろいろとあったように思います。やっぱりルーツを知ることって大切ですよね。

僕もとても勉強になり、これからもがんばっていこうと思いました。今後とも、ブログやYOUTUBEをみてくださっている皆さんと一緒に進化していこうと思います!


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