(※この記事は2020年8月29日に書きました)
皆さんこんにちは!DJ DAIです。
皆さんはDJミキサーを正しく使いこなせているでしょうか?
ミキサーは音量や低音・中音・高温を操作して音の鳴りを自由自在に変えることができます。
ただ、ほとんどのDJが独学で使い方を身に着けており、実は正しい音量の調節方法などを知らない方が多いのではないでしょうか。
正しい使い方を身にみつければ、一つレベルアップしたDJプレイができると思います。
今日は、DJミキサーの正しい使い方について、またまた機材の専門家DJ Yossy君にレクチャーしてもらおうと思います。
以下、YOUTUBEの内容をまとめていきます。
「音量は12時に合わせる」は間違い!?
DJミキサーの一番上には音量を調節できるつまみがあります。
GAIN(ゲイン)やTRIM(トリム)と書かれています。
ほとんどの方はこのゲインを12時に合わせているとおもいますが、実はいつも12時に合わせているのは間違いなんですね、、、、
ではどうしたらいいのかというと、
曲ごとに調節する。
のが正しいゲインの合わせ方です。
実は曲の音量って1曲1曲それぞれ違っているんですね!
アナログレコードの場合はかなり違いますし、デジタルの音源でも微妙に違います。
なので、どの曲も同じゲインのままだと、今かけている曲と次にかけている曲の音量が変わって、お客さんに違和感を感じさせてしまい、いいDJプレイができません。
現場の大きいスピーカーを通すと違いは明確です。
音量がデコボコにならないように、曲ごとにゲインを調節しましょう。
・縦フェーダーは基本MAXにしておく。
・曲のレベルメーターがゼロデシベル付近になるようにゲインを調節する。
(ゼロデシベルからレベルメーターの色が変わるので暗い現場でもわかりやすくなっています。動画内のYosssy君のミキサーはゼロ付近でオレンジ色に変わってますね。)
・次にかける曲を選び、ヘッドホンで聞きながら、音量がゼロデシベル付近になるよう調節しておく。
これをすることで音量のデコボコがなくなり、お客さんが違和感なくDJプレイを聞くことができます。
ほかのつまみはどうする?
ミキサーにはほかにも、高温・中音・低音を調節できるつまみがあります。
これをうまく使い分けると、曲に変化をつけることができ、DJプレイの幅も広がります。
高温・中音・低音のつまみに関しては、基本は12時の位置(高温・中音・低音のつまみは、先ほどのゲインと同じように丸い形状になっているミキサーが多いです。動画のつまみは縦方向に調節するようになっていますね。)に合わせて0にしておきましょう。
低音だけ響かせたいときは高温・中音を下げて低音を上げたり、ラップや歌(=歌い手の声)だけ目立たせたいときは)中音を上げたりして曲に変化をつけることができます。
必要なときだけ調節して、あとは12時(=0)の位置にしておきましょう。
↑指で触っているところが高音・中音・低音を調節する部分です。これだと低音が絞られているのでこの状態では低音が鳴っていません。
↑基本はゼロにしておきましょう。必要な時だけ調節します。
盛り上げたい時の、ゲインを使ったマル秘テクニックとは!?
DJプレイ中、自分のテンションが上がったり、曲の展開的に盛り上げたい部分に近づいてくると、どんどん音量が大きくなってしまいがちです。(汗)
ただ音は大きければ大きいほどいいいうわけではありません。
Yossy君によると、大きすぎると耳が疲れるし、音割れしてしまいます。スピーカーの品質が悪かったりするともう最悪です。
なので先ほど言ったように、基本的にはゲインがゼロデシベル付近になるように合わせるのがいいDJプレイの鉄則なのですが、盛り上げたい時はどうしたらいいんでしょうか。
↑テンションが上がってゲインを上げすぎている例。これはダメです。
盛り上げるときのマル秘テクニック
詳しく説明すると、盛り上げたい曲までは全体的にゲインを絞っておいて少し小さい音でDJプレイをやっていきます。(もちろん音量は前の曲と次の曲で合うように調節します。)
そうすると、その音量にお客さんの耳が慣れるので、盛り上げたい曲になったら、音量がゼロデシベルになるようにゲインを調節します。
そうすると、お客さんの耳に負担のない、気持ちいい音量の上げ方をすることができます。
ワンランク上のDJプレイができるので、ぜひやってみて下さい。
まとめ
今日は正しいDJミキサーの使い方についてDJ Yossy君にレクチャーしてもらいました。
DJたるもの、聞いてくださっているお客さんのことを一番に考えて、お客さんの耳に負担のない、聞きごごちのいい音量でプレイをすることはとても大切です。
1曲・1曲、ミキサーのゲインをゼロデシベルに調整することが、いいDJプレイにつながります!がんばって調節しましょう!
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