(※この記事は2020.8.19に書きました)
皆さんこんにちは!岡山DJスクールのDJ DAIです。
今日はDJの基本的な技の「ミックス」ってなんなのか、ミックスって難しいの?ということについてお話しようと思います。
実は現場で回しているDJにもミックスができていないDJもいて、それはかなり残念というかもったないので、今日はミックスの大切さについて熱く語っていこうと思います。(笑)
ミックスはDJにとって一番大切な仕事
皆さんは、DJの一番大切な仕事って何か分かりますか?それは、、、
という仕事です。
皆さんがiTuneやSpotify、CDで何曲か曲を聞くとき、曲と曲の間にはすこし「間」がありますよね。
家や車で個人的に聞いていたり、カフェやお店などでBGMとして流している曲は、「間」があっても気になりませんが、
音楽が比較的大音量で流れていて、音の存在感が大きいイベント、会場全体が音に包まれているような場所で、かつ大勢の人が集まっている場合はどうでしょうか?
せっかく大勢の人間が集まって、大音量で流れている音楽にのって、その場の雰囲気を楽しんでいるのに、
曲と曲の間に「間」があるとそのたびに会場の雰囲気がとぎれてしまって会場全体がしらけてしまいませんか?
そうならないようにするのがズバリ、DJの一番大切な役割でありお仕事です!!!
ターンテーブルが2枚あって、レコードを2枚かけるのも、「曲と曲が途切れないようにする」ためなんですね。
DJとして一番大切な仕事をするために、ミックスという技術は必ず身につけておく必要があります。
ミックスについて詳しく解説します。
DJにとって一番大切な仕事をするために必要不可欠なミックスとは、具体的にどんなことをするのでしょうか?
①曲が8カウントでできていることを理解している
(←これは比較的簡単)
②次の曲を選ぶ
(←曲の知識・センスが必要。DJの腕の見せ所)
③お客さんの方に流している曲と、ヘッドホンを通して自分だけに聞こえている次の曲を同時に聞き、2曲が同時に混ざって聞こえている状態で、次の曲の速さを前の曲に合わせる
(←ここが一番難しい)
④タイミングよく次の曲に変える
一口にミックスといっても、詳しく分解すると4つも工程があるんですね。(汗)
ミックスをするときに、一番問題になるのは、③の工程です。
つなげる曲は、そもそも別の曲同士なので、テンポ(曲の速さ)が違います。
ターンテーブルには、曲の速さを変えることができるスイッチのようなものがあって、
そのスイッチで次の曲の速さを前の曲に合わせて、ちょうどいいタイミングで次の曲に変えていくのですが、
頭の中に2曲が混ざってながれるし、曲はまってくれないし、これがすぐにはできないんですよね~泣
この写真の右下にある目盛りのついているところを調整すると曲の速さが変わります。
昔は、アナログレコードしかなかったので、DJは自分の耳だけを頼りにテンポを合わせていましたが、
今はパソコンを使ってデジタルでDJをすることが主流になり、パソコンで曲の速さが数字で表示されるので、それを見るとある程度目安をつけることができるようになりました。
なので、ミックス自体の難易度はアナログよりは下がっており、やりやすくなったのはいいことなのですが、この数字も目安みたいなもので100%あっているとは言えないんですね(汗)。
なので、最終的には自分の耳だけが頼りになります。自分の耳を使って速さを合わせる技術はDJにとって必要不可欠です。
↑パソコンでDJをしている時の画面です。右上はしっこの、白文字の「96」が曲の速さです。これが左右の画面にあって、2曲の速さが一目で比較できます。
僕がちょっと残念だなと思うのは、パソコンの曲の速さ表示に頼りすぎなのか、ミックス自体を教えてもらっていないのか、DJで一番大切なミックスができていないDJがたまにいることです(泣)。
曲を途切れなくお客さんに聞いてもらって、いい雰囲気を作るのがDJの仕事なのに、ミックスができてなくて、会場の雰囲気を途切れさせてしまい、違和感を与えてしまうというのはDJとしてよくないし、DJの仕事ができていないと思います、、、
ミックスはどうしたらできるようになる?ミックスのコツは?
ミックスのコツは、ズバリ
です(笑)
初心者の方には難しいミックスですが、耳を慣らせば、人によりますが半年くらいで確実にできるようになります。
今スクールに通ってくれている生徒さんの場合、難易度の高いアナログから入っても、同じ曲であれば6回くらいレッスンすればだいたいできるようになります!
なので最初は、練習曲2曲を決めて、繰り返し繰り返し、その2曲の速さを合わせる練習をしていきます。
ミックスの練習の仕方についての過去動画を貼っておくので、皆さんぜひ練習してみて下さい。
まとめ
ミックスは慣れさえすれば誰でもできるようになります!
DJにとって必ず必要なスキルになるので根気よく練習して確実に身につけていきましょう!